株式だけでなく不動産投資も行うべき理由3選
私は不動産投資をポートフォリオに含んでいます。
今回はなぜ株式や債券だけでなく不動産にも資金を振り向けているのかを中心に記載していきます。
私の考える不動産投資のメリット
一般的なwebサイトにも不動産投資のメリットは書かれていると思いますので、私が考える株式投資などと比較したメリットについて記載していきます。
世間一般で言われている見方と少し違う角度になるかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。
- 株式と違って、時価がリアルタイムに分からないので精神的に安定する。
- 株式と違って、毎月収入が入ることが精神的安定につながる。
- 株式と違って、事業の側面がある。
①株式と違って時価がリアルタイムに分からないので、精神的に安定する。
不動産投資は、相対的に市場の急激な変動に左右されにくい特性を持っていて、株よりもストレスのかからないという人が多いと思います。株の信用取引は嫌でも不動産ローンは大丈夫という人が多いですが、そういった背景がありますので他人資本を使ってレバレッジをかけるのにもってこいの投資となります。
ですがそれだけはありません。物件は時価がリアルタイムで分からないという事情があります。なぜなら不動産は株と違って同じものはひとつとしてないので決められた価格がありません(目安となる指標はあります)。人と人が物件売買を行うときに交渉が行われて初めて時価が確定します。売れた値段が時価なのです。
不動産の評価額がリアルタイムで分からないことは面倒だと思われる方も多いかもしれませんが、実はメリットとも言えます。株式は毎日証券会社のアプリを開くだけで時価の変動が一目でわかり、暴落があると狼狽売りしてしまうということもあると思います。そのため、不動産がポートフォリオに含まれることで狼狽売りを防ぎ、市況の回復まで持ち続けることができるのです。
私自身も不動産を3割ほど資産ポートフォリオに含んでおり、株価暴落の際に精神的に救われた経験があります。(もし全資産が株式に振られていて証券口座アプリで一目で損失がわかったらどれだけのショックを受けたことか…)
精神的な幸せが何よりも大事なんだ!
②株式と違って、毎月収入が入ることが精神的安定につながる。
不動産投資の魅力の一つは、家賃収入が毎月入ってくることです。(入居者がいればですが…)
株の配当は日本株であれば一般的に年2回であり、インカムゲインがない月の方が多いためモチベーションにつながらない、何か焦燥感を感じてしまうことも多いと思います。
一方で、不動産なら毎月収入が入ってきます。毎月自分の口座にお金が入ってくるということはサラリーマンの給料に似た感覚があるため大きな安心感につながり、資産(お金のなる木)を所有しているという満足度にもつながってくるのです。
もし仮にFIREしたとしても、インデックス投資を取り崩す又は株式投資の配当金で年2回に収入を得るのみだと多くの月でキャッシュアウトのみが発生して資産が減っているような感覚に苛まれてしまうこともあると思います。
そういった面からもFIREと非常に相性のいい投資法であると言えるのです。
半年に一回だけの収入だと資産を持ってる実感もわかないよね~
③株式と違って、事業の側面がある。
不動産投資は事業経営です。株式投資のように証券アプリを使って売買するだけという方式とはかなり異なります。体験してみるとわかるのですが株式投資にはない大きなメリットがいくつもあります。
- 経費が使える:
投資物件の運営には様々な経費が発生します。イメージしやすいものでは修繕やリフォーム費用、管理会社による管理費用などが経費としてあがると思います。しかしそれだけではありません。
自分の住む住居費用・水道光熱費・携帯パソコン費用・大家仲間との飲み会など様々なコスト経費計上することで税金を減らすことができるのです。
(実際に計上する際には税理士との相談等を行い、事業に関連する割合のみを計上する形になります。また税務署によっても基準・見解が異なります。) - 勉強になる・単純に楽しい:
不動産投資は事業なので、経営・会計・税務・営業・カスタマーサポート(入居者)など、非常に多くの要素を含んでおり勉強になります。
ただこれらの要素を自分で全てやっている大家は稀で、大抵の場合は各要素をそれぞれの専門家に任せています。なので会社員の副業としても行えるという事なのですが、こういう専門家によるチームを作るというのも不動産投資の一つの醍醐味なのです。 - スキルがつけばつくほど儲かる:
株式投資には必勝法というものがありません。(あるのかもしれませんが私は知りません)また、自分の力で勝率を上げるということが難しい、つまり資本主義経済の成長による株価の上昇にかけるという以外の観点で勝率を向上させる事は個人的に相当難しいと考えています。再現性が低いのです。
一方で、不動産投資については物件を数多く見れば市況よりも明らかに割安な物件が時折現れます。コストの安い業者を探したり、低いコストやテクニックで入居者を集めたり、市況よりも高い値段で売却したりと言ったことが自分の努力でできるようになってきます。
そういった点からも努力が報われやすい投資と言えると思います。
事業家・経営者ってそれだけでカッコいいよね!
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
これまで株式投資だけでなく不動産投資に取り組むべきである理由を大きく3点ご説明してきました。
もちろん株式投資はメリットだけではありません。地震や火事、入居者の夜逃げなど、株式投資にはないリスクもあります。しかし、これらのリスクはある程度対処法(保険など)が確立されており、リスクを考慮してもありあまるメリットがあると考えています。
不動産投資と聞くと難しいイメージがあると思いますが、実際はそうでもありません。一定のレベルに達するまでには気合を入れれば3か月~半年程度だと思います。今の時代、YouTubeや書籍・ブログ・オンラインサロンなど、様々な学習環境にあふれています。
資金も必ずしもローンを使わずともある程度の資産があれば現金購入も可能です。「難しそう」というだけで避けていくのはもったいないことかもしれません。
私自身も今後も不動産投資を続け、新たな学びや経験を積んでいきたいと考えています。